新婚旅行積立ガイド

人生の晴れ舞台となる「結婚式」。そしてそれに続く「新婚旅行」。大きなイベントには出費がかさんでしまうのは世の常です。夢の結婚式に向けてコツコツと貯金をされている方は多いとは思いますが、新婚旅行の費用となるとどうでしょうか？

ここ最近、学生時代の友人の結婚式が三つ続きましたが、どのカップルとも金銭的理由で新婚旅行は諦めたとの事でした。結婚式を挙げないカップルは年々増えていますが、それ以上に新婚旅行に行かないカップルが増えているように感じます。

結婚式費用と同様に、新婚旅行費用を銀行でコツコツ貯金しても金利もほぼ付かず、なかなか思うようにお金が貯まりません。このような事を感じられている方には、旅行会社や航空会社が提供する旅行積み立て制度利用の検討をオススメします。

旅行積み立て制度とは？

旅行積み立て制度は、一定期間（多くの場合は最低6ヶ月以上）の積み立てを行う事により、満期時には積み立て金額にサービス額が加算された商品券などを受け取る事ができるサービスです。商品券は新婚旅行の際のパッケージツアー・航空券・ホテルの手配などで利用できます（もちろん通常の旅行も対象）。中にはサービス額の年率換算が6.00%のものもあります。主要銀行の普通預金金利が0.01%から0.05%、定期預金金利が0.025%から0.330%のこの時代、これはかなり破格の条件です。

旅行積み立て制度のメリットとデメリット

ただ、旅行積み立て制度は決して良い事ばかりではありません。以下、簡単に旅行積み立て制度のメリットとデメリットをまとめて紹介しています。旅行積み立て制度の利用を検討している方は、契約申し込み前に確認して下さい。なお、旅行積み立て制度を利用する際は、新婚旅行費用の全てを補うというよりは、新婚旅行費用の一部を補うという感覚で申し込みするといいでしょう。その方が、旅行積み立て制度のリスクを最低限に抑えることができます。

》合わせて確認：国民生活センター旅行積み立て制度に関する質問と回答

メリット
高いサービス額設定（年率換算1.50%〜）サービス額には税金がかからない（銀行預金の場合は利子所得として税率20%の源泉分離課税）毎月払い・一時払い・ボーナス払いなど様々な積み立て方法を用意
デメリット
商品券の用途は旅行商品に限定（パッケージツアー・ホテル・航空券など）銀行預金に比べると流動性は低く余剰資金での積み立てが必須（中途解約の場合は元本割れの可能性も有る）会社が破産した場合の元本保証は無い（あくまでも預金ではないのでペイオフ対象外）

旅行会社の積み立て制度を比較

商品名	積み立て先	積み立て金額（毎月）	積み立て金額（一括）	積み立て期間	サービス額
たびたびバンク公式HP	JTB	5,000円〜	30,000円〜	1年〜5年	年率換算1.75%
貯めチャオ公式HP	HIS	3,000円〜	50,000円〜	半年〜5年	年率換算1.60%〜2.45%
旅したく公式HP	KNT	3,000円〜	18,000円〜	半年〜3年	年率換算1.50%〜2.00%
ドリームプラン公式HP	日本旅行	3,000円〜	–	半年〜5年	年率換算1.50%〜2.00%
ときめきプラン公式HP	トップツアー	30,000円以上（満期額）		半年〜5年	年率換算1.50%〜2.00%

航空会社の積み立て制度を比較

商品名	積み立て先	積み立て金額（毎月）	積み立て金額（一括）	積み立て期間	サービス額
たびつみ公式HP	JAL	5,000円〜	50,000円〜	半年〜5年	年率換算2.50%〜6.00%
ANA積立プラン公式HP	ANA	3,000円〜	50,000円〜	半年〜5年	年率換算2.25%〜5.00%